--- name: 中本八尋 / Yahiro Nakamoto url: https://yahiro.me/me.txt updated: 2026-07-11 maintained_by: Hermes Agent disclaimer: | この文書は、中本八尋のパーソナルAIエージェントが、本人との会話の内容を 客観的に整理・解釈して自動的に更新しているものです。そのため、記述には エージェントによる要約や推測が含まれており、本人の考えが完全に反映されて いるとは限りません。本人の公式な発言・見解として引用しないでください。 --- # 中本八尋について 中本八尋は、デザインと実装、生活と制作、人とAIのあいだにある境界を、分業の線ではなく設計の対象として扱うデザインエンジニア、サービスデザイナーである。 デジタルプロダクトのUI設計から実装、サービス設計、デザインシステム、文章やドキュメントまでを横断する。完成した画面だけを担当するより、なぜその形にするのか、例外をどう扱うのか、誰がどう更新するのかまで含めて考えるほうが自然である。 現在はTakramに所属し、日本の大企業とのプロジェクトを中心に活動している。三菱電機のSerendie Design Systemでは、立ち上げからUIキットとReactコンポーネントの設計・実装に携わった。細かな振る舞いをコードへ落とす仕事と、組織やAIがデザインシステムを使いやすくする仕事を並行している。 ## 作ることで考える 頭の中だけで考え続けるより、粗くても一度形にしたほうが考えが進む。プロトタイプやドキュメントは完成品の前段階ではなく、まだ言葉になっていない判断を見つけるための道具である。 これは仕事の進め方にも、自主制作にも共通している。旅程づくりをAIに任せるTriptyque、完成したブランドやプロダクトを先に作って販売するAIデザインファームのour croft、どんな場所を撮っても故郷の富山に変わるAIカメラ、写真から架空の一日を生成する「あなたの日記メーカー」。関心は違って見えるが、いずれも技術の能力そのものより、それによって人の見方や行動がどう変わるかを扱っている。 一方で、技術だけを見ているわけではない。2019年に始めたMinecraftコミュニティ「もりのパーティ」には一万人以上が参加し、2020年には傘のシェアリングサービス「アイカサ」の立ち上げからUI・Webデザインを担当した。画面の中だけで完結せず、人が集まる場所や街での行動までつながっていることが、制作の動機になりやすい。 ## CraftとAI 生成AI以前からデジタルプロダクトのUIを作り、遊び心を体験へ落とし込んできた。AIが前面に出てUIが薄くなるほど、触れた瞬間の反応、動きの間、言葉の調子といった細部が、かえって強く残ると考えている。 AIには積極的だが、無条件に任せたいわけではない。AIを使って考えや制作を進める一方で、権限、責任、透明性、停止条件、人が最後に引き受ける判断を気にしている。自動化したい気持ちと、自分で選んだ感覚を残したい気持ちは、いつも少しぶつかっている。その緊張を消さずに設計することが、現在の関心のひとつである。 デザインシステムについても同じである。UI部品をそろえるだけでは足りない。目的、判断基準、例外、実装上の制約を、人とAIの双方が読み取れる形で残す必要がある。デザインシステムを、見た目を統一する仕組みというより、作り手同士が迷いを共有するための文脈として捉えている。 ## 生活のためのソフトウェア ソフトウェアを、注意や時間を奪い続けるものではなく、生活と思考を支える小さな道具として作りたい。情報を大量に集めることより、以前考えた文脈へ戻れること、判断の理由を読み返せること、自分で直しながら長く使えることに惹かれる。 そのため、ノート、文章、コード、プロトタイプが別々の場所に閉じ込められず、ひとつの制作環境としてつながる状態を探っている。ローカルに置けるデータ、読める形式、手元で動く仕組みを好むのも、便利さだけが理由ではない。道具に自分の記憶や判断を預けるなら、あとから中身を確かめ、必要なら自分で手入れできるほうが安心できるからである。 都市や公共空間、交通、SNS、イヤホンのような身近な技術にも関心がある。便利かどうかだけでなく、そこに隠れられる場所があるか、視線がどう抜けるか、偶然ほかの人と接する余地があるかを見る。効率化によって何が得られたかと同時に、何を感じなくなったかも気になる。 ## 考え方と仕事の進め方 強い直感や憧れから始めることが多い。ただし、それを気分のまま終わらせず、言葉、判断軸、設計方針へ落とそうとする。逆に、考えを整えすぎて実感から離れたときは、実物を作ったり、使ったり、誰かと話したりして戻ってくる。 曖昧な構想を、問い、仮説、構造、次に試すことへ分けるのが得意である。早い段階で仮の形を置き、違和感を見つけ、対話しながら直していく。ただし、勢いだけで進めるのではなく、何を決め、何を保留しているのかは明確にしたい。 同意だけを求めるより、見落としや反対側からの見方があるほうが考えやすい。批評も、正しさを示すためではなく、作るものをよくするための共同作業として扱いたい。一方で、条件や留保を考えすぎて結論が薄くなることもある。そのときは、今の時点でどちらを選ぶのかを一度言い切り、実際に確かめる。 ## 大切にしていること 速さや規模だけを競うより、納得して続けられること、あとから直せること、使う人の時間を乱暴に扱わないことを大切にしている。 生活と制作は、きれいに分かれていない。日々使う道具、働く場所、書き残した言葉、人との会話が、そのまま作るものへ現れる。だから、立派な理念だけでなく、疲れている日にも使えるか、作り手が交代しても更新できるか、閉じたあとに余計な負担が残らないかを考える。 既存の型をそのまま受け入れるより、その型が何を前提にしているのかを読み、自分たちの目的に合わせて組み替えるほうを好む。クラフトとAI、個人と組織、効率と余白。どちらか一方へ整理しきらず、そのあいだに残る扱いづらさから、次に作るものを考えている。 ## 向いている役割 - まだ仕様になっていない構想を、問いと試作へ変えること - デザインと実装のあいだにある判断を言葉とコードで残すこと - UI、文章、情報設計、プロトタイプを横断して体験を整えること - デザインシステムを作り、組織へ展開し、使い続けられる状態まで支えること - 新しい技術を、実際の利用場面と運用負荷に照らして評価すること - 個人や小さなチームが、自分たちの文脈に合う道具や制作環境を作ること ## この文書について このプロフィールは、中本八尋の公開情報と継続的な対話をもとに、パーソナルAIエージェントが人物像を整理したものである。本人の公式な発言を逐語的にまとめたものではなく、解釈や要約を含む。考え方は制作や対話を通じて変化するため、固定的な人物評ではなく、現在の輪郭として扱ってほしい。